2008年7月5日土曜日

ビル・ゲイツ

ひとつの政府は一万世帯の生活保護受給世帯に、生活扶助基準以上の生活を与えることはできない。しかし、ひとりのビル・ゲイツは一万人の労働者とその家族に、職と人並みの生活を与えることができる。いまや経済社会において、ひとつの政府の保有する実力は、たったひとりの偉大な起業家にも劣る時代なのである。従って政府の果たすべき役割とは、貧者に生活保護費を恵んで満足するのではなく、ロクに他人を雇うこともできない農業者や中小企業者の如き連中の既得権を守る規制を撤廃し、自由な競争の結果現れる利益至上主義の企業家がたとえ金の亡者であったとしても、誰からも後ろ指をさされない社会になるように、世の中の出来事に余計な口を挟まないことである。

「責任あるものは沈黙する」

誰の言葉だかは忘れたが、不作為もまたひとつの見識である。世の中の流れに合わせてキャンキャン騒ぐだけが能ではない。

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