2008年7月3日木曜日

自由をいかに守るか

渡部昇一著「自由をいかに守るか ハイエクを読み直す」(PHP新書)を読んでいる。内容的には、ハイエクはああ言った、こう言った、という文章ばかりが続き、私の学生時代の経済学部に大勢いた、マルクスはああ言った、こう言ったを繰り返してた先生方と大差ない。ただし、ハイエクの思想が今の平均的な日本人から見ると非常に斬新なせいか結構面白く読める。引用させてもらうと、この本の中には以下に示したのとおりの文章がある。

これは1940年代のイギリスのことをいっているのですが、「安全で給料の固定した仕事のほうが非利己的で清潔な職業だ」「リスクを負うような商業的な精神はいかがわしいもので、利益を得るのは不道徳だ」「100人を雇うのは搾取だが、100人に命令する立場は名誉だ」などと、小さいころから学校やメディアを通して教えられてきた青年たちが、安全で給料の固定した仕事に向かうのは無理のない話しだとハイエクはいいます。

私の感触では、役所で働く職員はほぼ十中八九上に引用した話に該当する。21世紀の公務員の意識は、1940年代のイギリス人と同じレベルなのである。

P.S. 私の持っているのは初版だが、p.206の”LORD ACTION”は、”LOAD ACTON”の間違いでは?

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