2008年6月19日木曜日

マイルドなカツアゲ

私の叔父は創業100年を越える老舗を経営していたが、10年前、家業の経営に行き詰って自殺した。後を継いだ従兄は何とかやり繰りしていたが、ついに昨年、店を放り出して夜逃げした。子どものころ、我が家のように出入りしていた店はもうない。しかし、商売をやっている以上、そういうことが起きるのは仕方のないことだと思う。

今日のネットのニュースに、イカ釣り漁船が原油高騰で出漁できない、という記事が載っていた。油の値段が上がれば、出漁できないのは当然である。当然でないのは、漁師が己の当たり前の権利を語るかのように国の支援を求めていたことだ。そういえば、テレビのドキュメンタリーとかで、農業者が国と国民の支援を求める姿もよく見受けられる。

君らはいったい何者なのだ?

私は、君らに百姓をやれと命令したことも、頼んだこともない。他の大多数の日本人もまたそうだ。日本では職業選択の自由は保障されており、君らは好きで百姓をやり、好きで漁師をやっている。なのになぜ、私が払った税金が、君らの生活を保護するために費やされねばならないのだ?中小企業の経営者は、たとえどんな不可抗力が働いたとしても、国の支援などあろうはずがなく、経営に失敗すれば、死ぬか夜逃げするんだよ。

社会に自由と競争と格差のあることが大嫌いな君らは、税金にたかりながら、好きな農業をぬるま湯状態で続けたいのかもしれないが、そういう君らを養っているのは、自殺や夜逃げのリスクを背負っている経営者や、下げたくもない頭を毎日下げているサラリーマンだ。

農産物が完全に自由化され、善良な市民から金を巻き上げている輩が社会から一掃されることを心から願う。

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